こいちゃの日記

こいちゃの徒然日記へようこそいらっしゃいました。
仕事のことなども書き綴っていこうと思って始めましたが、関西の美術館&カフェ巡り日記になってしまってます・・・・
神社仏閣・近代建築も追加です。瓦と狛犬も見始めました。

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2009.03.13 Friday

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映画「山中常盤」と「死者の書」大阪で上映中

2006.08.31 Thursday 23:04
映画「山中常盤」と「死者の書」を見に、十三の第七芸術劇場まで行ってきました。
死者の書は9月8日まで上映なのですが、山中常盤は一週間限定上映で、明日9月1日までなので、知らなかった方もあるかと、急いでお知らせかたがたアップ(遅すぎるかな・・・)

おもしろかった〜
「山中常盤」は、ご存知、岩佐又兵衛の強烈な絵巻。MOA美術館所蔵の12巻。平泉にいる牛若丸にあいたさに旅にでた常盤御前は、山中の宿で6人の盗賊に残忍な殺されようをし、牛若丸が一人剣をふるって復讐を果たす、という物語。

その絵巻を撮ったものなので、当然絵巻がアップでみれる。細かいとこまで・・・これだけでも堪能なのだけど。関西に住む身にはおなじみ、鞍馬山、清水寺、岩清水八幡宮、石山寺、醒ヶ井の宿などなどの絵巻の場面と実写とを交え(常盤の旅路なのだ)、また、岩佐又兵衛の肖像や、15代仁左衛門のお嬢さん片岡京子さん演じる又兵衛の母の映像、又兵衛の生涯の紹介なども織り交ぜつつ進む。またこの演出がよく効いていると思う。この母の復讐譚には、荒木村重の遺児であり、母や一族郎党を信長に惨殺され隠れ育った又兵衛の思いも込められてるのだと。そうすると、にっこり笑って切りまくる牛若は不気味だけど、又兵衛は絵巻で敵をとったのだとすると、あの笑みは、又兵衛の心の奥底なのかな〜

うー、強烈エンターテイメントだったので、もっとこまごま書きたいが〜
とりあえず三味線。
岩佐又兵衛の時代には、小浄瑠璃であったのが、詞書は残るものの曲は絶えてしまったのだという。それを、文楽の鶴沢清治氏が作曲し演奏しているそう。語りもいいけど、全編を通じて流れるこのスピード感のある華やかな三味線がまたええです。

明日までで、それも13:25からの1回上映なのだけど、いけるひとは行ってください(としか言えない・・・汗;)。阪急十三駅西口から徒歩3分の第七芸術劇場です。

死者の書の前売りをゲットしてから行って、それをみせると、山中常盤は当日券のみなのですが、¥1500が¥1200円になりますよん。

「死者の書」は、これまた、むにゃむにゃと書きたくなるのですが・・・・
これは8日まで(7日休映)ですので、また時間がありますよね。

HDDのぶっ壊れたPCのことで梅田まで出ることになり、思いがけず時間ができたので十三までダッシュ!とりあえず、明日までの「山中常盤」だけみて帰ろうと思ってたのですが、結局「死者の書」もみてしまった・・。
そのあと、阪神へ展覧会場を走りに行き、またパソコンやさんへ戻り、疲れた・・・
もう元気ないので、ここまで〜 死者の書については、公式サイトを見てくださいませ。
今回は、画像もナシなのですが、画像や続きは、また元気があるときにアップしようと思います。

自由工房さんの山中常盤のページ
こちらにも紹介ページが 監督や辻惟雄さんのメッセージが。
こちらも監督さんのインタビュー

長時間すわってると腰にきそうで心配でしたが、ひざ掛けお借りしたり、ストレッチしたり、バッグを背中においたりして、座り方を工夫して乗り切って、ちょっと自信になりました。うれぴい。映画みたのはなんと殆ど2年ぶりでごじゃる。
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桑山玉州展@和歌山市立博物館

2006.08.27 Sunday 17:56
和歌山市立博物館で本日まで開催の「桑山玉州展」に行ってきました。
和歌山市立博物館は、南海電車の和歌山駅から歩いて5分ほどのところにあります。台風が日本に接近していた日で、往路はどしゃぶり、5分ほどの道のりながら、傘をさしていてもびしょぬれ・・・ そのうえ、帰りはカンカン照り。豪雨と暑さで博物館の写真を撮り忘れました・・
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桑山玉洲(1746−1799)は紀州出身の文人画家として知られています。和歌浦で廻船業・両替商を営む家に生まれた彼は、幼少から独学で書画の研究を重ねました。やがて池大雅や木村蒹葭堂といった当時第一級の文化人らと親交を深め、独自の絵画世界を築きました。また画論家としても知られ、『絵事鄙言』や『玉洲画趣』などの優れた画論書を著しています。展覧会では桑山玉洲の作品と画論をはじめとする関係資料あわせて約120点を展観し、彼の残した足跡をたどります。 
ポスターのコピーは「江戸時代、和歌山にすごい藝術家がいた・・・・」。
どこかで聞いたようなコピーですが、まあ、いいよね。かわゆい虎図も隣の繊細で美しい雪山図も、ポスターにはいいチョイスだなあ〜、玉州について何も知らなくてもちょっと行ってみたくなるじゃござんせんか?

展示場には、穏やかでよい絵が並んでいました。
水墨画だけでなく、初期の動物、花鳥画がまたよいのです。
馬の絵は、今回収集家の蔵から発見されたという初公開作品。
ポスターにもある虎の絵は、構図自体は新しいものではないのですが、描いたひとのお人柄がやはり見えるのかな・・ 京都のプライスコレクション展のチラシになってる若冲の虎とも一味違います。
この時代、虎をみたことのない絵師たちは、中国の虎図や虎の毛皮や猫を参考にしたりして描いたのだとか。金毘羅さんの応挙の虎なんて、ありゃカンペキ猫だった♪
蝶を見上げる親子猫の図も、かわゆい〜。

水墨画のコーナーでは、紀州、和歌浦や熊野を描いたものなどは、見ていてもほほえましい。学芸員さんによると、風景のなかに小さく描かれた二人の人物は、玉州と友人だろうとのこと。

圧巻は、代表作の「雪山キン客図」(ポスターの左側)。胡粉を吹墨で飛ばして描いており、とこどこに赤が効果的に使われている。穏やかながら、その世界に引き込まれるような雪山の絵。

玉州が最も敬愛していた大雅と玉欄のように、奥さんとの合作もありました。へぇ〜 玉州の奥さんはどんなひとだったのでしょうか。

点数はさほどないながら楽しい展覧会でした。学芸員さんが発見したという初公開の自筆の文書も展示されています。研究対象の画家の自筆の画論を発見するって楽しいだろうな〜と想像しておりました。

7月には、小林忠さんのレクチャー「玉州とその時代」があったのだ。聴きたかったな〜

和歌山市立博物館 展覧会のページに玉州の絵の画像がいくつか掲載されています。

しかし、どうして和歌山は、ミュージアムぐるっとパス関西にも、朝日友の会にも、ストリート・アートナビ(和歌山県美のみリンクにありました)にも参加していないのじゃろか・・・(・.・) ミュージアムぐるっとパスのサイトなんて、足立美術館が参加しているので、島根エリアのページはあるのだけど、大阪・奈良のお隣の和歌山県はエリアページ自体ないのじゃよ。費用対効果の問題なのじゃろか? 残念だなあ・・・

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「星のような物語」星野道夫展@梅田大丸

2006.08.26 Saturday 00:32
みなさま、色々とご心配・アドバイスいただき感謝感謝です。
愛用のPCについては、どういう対処方法が最善かについて考えると、色々知らないことばかりだということが徐々にわかってきまして(笑)、右往左往しており、まだ復活には時間がかかりそうです。でも、今後もPCとは長いつきあいになると思うので、これもいい経験だと思って乗り切ろうと思ってます。やっぱり大切な相棒のことは知っておかねばね。

さて、今日は、極短な^^;)記事なのですが(しばらくアップできても超極短になりそうです)、とても感動した写真展を。28日まで梅田大丸ミュージアムで開催中の「星のような物語 星野道夫展」です。
hoshino
星野さんって、わたしは不覚にも、ポスターみて、「いい写真撮るひとだなあ・・・だれ?」って感じだったのですが、身内は「え、しらんかったん?」。・・・・・・
知る人ぞ知る、ではなくて、とてもよく知られた写真家さんだったのですね A^^;

アラスカの動物や自然を撮り続けて亡くなった星野さんのすばらしい写真の数々。展示数も多いし、大きなサイズでみるとやはり違いますね。
会場で写真を見ていると、こみあげてくるものがあって、涙してしまいました。展覧会で泣けたってどのくらいぶりだろ。厳しい状況のなかに身をおいてこそ撮れる自然や動物の姿を通して、「生きる」ということに感動しました。また、自然と人間の関わりについても、あらためて考えさせられた展覧会でした。

あと二日と会期は短いのですが、もう一回行きたいな。わたしがよく観にいっている日本画は、好みもありますから、興味のあるひとにだけお勧めしたいな、と思うのですが、この写真展は、道で出会うひと全てにおススメしたいくらい! 行って、見て、感じてほしくなる写真でした。

長々と書きたいのですが、このへんで。
会場を静かに流れるエンヤの曲がまたよいです・・

星野道夫さんの公式サイト 

ストリートアートナビさんの星野道夫展のサイト
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PCもお疲れ、しばらく更新が滞りそうです。

2006.08.20 Sunday 22:53
このブログも始めてから一年と少しが過ぎました。
おかげさまで、毎日ものすごくたくさんのアクセスをいただいているようで、感謝感謝です。
休業中の自分の歩みをボツボツつけていこうと思ってはじめたブログですが、いつのまにやら(っていうか最初から?)美術館巡り日記に・・・A^^;)  でも、やはり見てくださる方がいるのは嬉しいものですね。コメント&TBくださる皆さま、アクセスしてくださる皆さま、ありがとうございます。

ところで、この暑さで人間のわたしもポケポケですが、愛用のPCもそのせいか?ついにギブアップ・・・
ここ数年、文句も言わずによく働いてくれていたのに、昨日からちょっと調子が悪くなり、今日ははやくも寝込んでしまいました。どうもHDは引退しそうな状況です。もっと気を配ってやらないといけなかったかな〜と後悔しきり。
そのうえ、非常に安定していて安心しきっていたので、バックアップとってないデータが・・・それらがみんなパーかと思うと切ないです(涙) 油断したらダメですね〜。こまめにバックアップはとらなくては。

で、もうひとつのPCはあまり環境が整っていないので、しばらく(2週間ぐらいの間)更新が滞ることになりそうです。かつ、PCが帰ってきてからも、色々なソフトのインストール、作り直さなければならないデータなどなど・・・・かなり時間がとられそうなのです。
できるようなら、スローペースでも更新したいなとは思っているのですが・・・

そんなわけですので、いつもコメント&TBくださるみなさま、このブログを覗いてくださるみなさま、レスも、みなさまのブログにお伺いするのも、遅れがちになるかもしれませんが、どうぞご勘弁くださいませ。m( )m このところ来ていただくばかりで申し訳なく思っていた矢先に、またまたこのようなことになり、ホントすみません。

まだまだ暑さが続きそうです。みなさまも、(みなさまのPCもたらーっ) どうぞご自愛ください。

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抹茶ゼリー@和カフェIORI

2006.08.18 Friday 22:14
さて、お茶ターイム!
京都大丸地下の奥にある、笹屋伊織プロデュースの「和カフェIORI」へ。
和菓子好きなわたしは、DAIMARU MUSEUMに来たらここでお茶してしまいます。
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奥の緑のお豆腐みたいに寝ているのが抹茶ゼリー。
抹茶アイスもぜんぶあっさりとしていて嬉し〜い♪

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オールド・ノリタケ名陶展@京都大丸・美術画廊

2006.08.18 Friday 12:05
京都大丸の入り口で、催しものチラシをすばやくチェック。6Fの美術画廊で「オールド・ノリタケ名陶展-100年を経て里帰りした日本の陶磁器」が開催中(22日まで 最終日は5時閉場)なのを知って、寄ってきました。
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写真は案内状の「金彩コバルト カトレア柄花瓶 1891(明治24年)頃作」

ヨーロッパの陶磁器への興味はそれほどではないのですが、オールドノリタケ(early Noritake)は心惹かれるものが。繊細で多彩で、どの磁器にも漂う和の香りが誘うのでしょうか。

明治中頃から、大正、昭和初頭にかけ日本で製造された主にアメリカ、ヨーロッパへ輸出された陶磁器「オールド・ノリタケ」。優れた技術力と、芸術性が融合した美術作品としても高い評価を受けています。(案内状より)

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風鈴@菓匠清閑院

2006.08.17 Thursday 19:34
お盆ももう17日というのにバタバタしていて、なかなか更新もままならず、皆様のブログにもお伺いできずにおります。ごめんなさい。

そんななか、用事があって京都に行ってきました。大文字も見ずに帰ってきたのですが、せめて何か夏らしいお土産をと、帰り道に京都大丸の地下をぐるり。涼やかな色合いに惹かれてこれを。
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菓匠清閑院の夏のお菓子「風鈴」

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レモン味の和風ぜりぃに浮かぶのは羊羹。これがよ〜く冷やすととても美味しい。
ぜりぃには地模様がついているのですよ。写真ではわかりにくいですが、これは実物を見てのお楽しみ〜

真ん中のゼリィがかぶっている竹篭は何かしら?

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生ちゃこれーと@中村藤吉本店

2006.08.14 Monday 11:31
お出かけすると暑さでバテバテ、帰るとバタン、不本意ながらブログもお盆休みしてしまいました。ネタがまたまた溜まってきてしまいましたが、まずは期限のあるものから・・

明日15日まで開催の、あまから手帖とうめだ阪急のコラボ・イベント「夏はうまい!!まつり」。お墓参りの帰りに寄ってきました。
最初に眼にはいった、「中村藤吉本店」のコーナーへ吸い寄せられるように・・・
宇治の店舗までなかなか行く機会がないので、なにか買ってこ♪
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姉のイチオシ、「生ちゃこれーと」の抹茶味をゲット。

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わたしは抹茶よっ!!!!って感じの抹茶チョコ。
美味しかったけど、わたしにはちと甘い・・・・
でも、身内には好評でした。ほうじ茶味もおいひいらしいです。

ほかに、白玉とつぶあんのはいった生茶ゼリィを買って帰ったのですが、こちらは、甘くなくてわたし好み〜♪ 一個がけっこう量があって食べ応えがありました〜(予想外に紙袋が重くてその後うろつくのに苦労しましたです・・)
それなのに、一個¥334とリーズナブル価格。最近この大きさの抹茶あんみつなんて¥500ぐらいついてるゾ。
ただ、帰ってすぐすべてお腹のなかにはいってしまいましたので写真がありません・・・(A^^;) 画像は中村藤吉本店のサイトのonlineショッピングのこのページに。

生ちゃこれーとは、姉によると、京都駅・伊勢丹の地下1Fの「楽味京都」のコーナーでも買えるそうです。

中村藤吉本店
あまから手帖&うめだ阪急「夏はうまい!!まつり」
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生誕120年 富本憲吉展@京都国立近代美術館

2006.08.09 Wednesday 21:23
京都国立近代美術館で開催中の「生誕120年 富本憲吉展」(9月10日まで)に行ってきました。
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奈良県立美術館での「生誕120年 富本憲吉展」にも3月に行ったのですが、そちらに比べると、金銀彩が多く、とても華やか〜。奈良では、金銀彩を確立するまでに歩んだ苦難の道のりや憲吉のひととなりを見(熱意も感じられ、工夫もあるなかなかいい展覧会だったな〜)、こちらでは後期の完成された華やかな作品を見た、という印象が。最初に生家に建つ富本憲吉記念館を訪ね、奈良の回顧展、そして今回の回顧展と、ちょうど順に見れてよかったかな。それに、それぞれにないところを補完しあってるよう。

それでも、富本憲吉記念館や奈良県美からの展示品もあり、東京美術学校卒業当時からの富本の足跡が辿れるようになっています。建築の図案科だったので、卒業制作の音樂家住宅の図面から、最後入院直前まで制作にかかっていたという描きかけの羊歯の模様の壺まで。

この日は、京都工芸繊維大学の中ノ堂一信先生の講演の日だったので、その際うかがったことも織り交ぜて、またまたトリトメもなく書きますと・・・
ビール

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美のかけはし@京都国立博物館

2006.08.08 Tuesday 23:29
京都国立博物館で開催中の特別展「開館110年記念 美のかけはし −名品が語る京博の歴史-」(8月27日まで)に行ってきました。
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明治30年(1897)に開館した京都国立博物館は、今年で開館110年。これを記念して博物館がつくられるまでのこの地の歴史、博物館誕生から現在に至るまでの歩みを所蔵品・寄託品を通して辿る展覧会。

構成は、
第一章 諸行無常 東山の光と影
第二章 大仏出現 秀吉の夢の跡
第三章 京博誕生 文化財保護の原点
第四章 魅せる 名品との出会い
第五章 蒐める 収蔵品の成り立ち
第六章 護る みやこの宝蔵
第七章 甦る 文化財の総合病院
第八章 究める 見いだす喜び

名品ぞろいなので、名品で辿る京博の歴史っていっても、展示品を絞り込むのって難しいですよね。

京都新聞の「美のかけはし展」の特集ページ

これも1週間以上たってしまったので、はるか忘却の・・なのですがA^^;、以下、思いつくことだけとりあえず・・・・
ホットコーヒーケーキ



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