大阪市立美術館の裏手に住友家本邸の庭園だった「
慶沢園」があります。
木津聿斎(いっさい)が設計し、このブログでも
並河靖之七宝記念館のエントリでご紹介した、
平安神宮や山形有朋の無鄰庵等の庭師、7代目
小川治兵衛さんが、10年の歳月をかけて
大正7年に完成した純日本風の林泉式回遊庭園です。広さは約6000坪(住友家が大阪市に寄付したのは
トータルで12,940坪)。住友本邸はここからどこに移転したのかな〜と思って調べてみましたら、
神戸住吉に移ったそうです。
入り口です。
中の島が浮かぶ池があり、ちょうど睡蓮とススキが綺麗でした♪
池のまわりを飛び石などを飛びつつ(笑)、
広い庭園内をぐるっとまわってくると、
色々な角度から大阪市立美術館の建物を楽しむことができます。
池を臨むあずまやでは、たくさんのひとがお池を見ながら休憩していました。
木々がこんもり茂って天然の壁になっているので、まわりのビルは高層階以外ほとんど目に入りません。
静かで長閑〜♪ 写真撮ってるひとやら、芝生でひなたぼっこしているひとやら、おもいおもいに、
秋晴れの一日、都会の中の庭園を楽しんでいるようです。
この庭園、全国から名木・名石を集めたそうですが、わたしにはどれがそれだかさ〜〜っぱり
わからず(;^^A、ご紹介できないので、この点に関しては失礼いたします。
入ってきた入り口を出ると、
旧黒田藩蔵屋敷長屋門があります。
この長屋門は、江戸時代中期の蔵屋敷の遺構をもつ数少ないものの一つだそうです。
江戸時代各藩の蔵屋敷が集中していた大阪の中之島にあったのですが、昭和8年、
中之島三井ビル建設に際し大阪市に寄贈され、こちらに移設されたそうです。立派ですね〜。
往時の中之島の様子がうかがえるようです。
美術館帰りのお客さんは、この長屋門をくぐって天王寺のターミナルにでます。
長屋門をでると、「
フェルメールの小道」です。数年前の「フェルメール展」の
あと(だっけ?)整備された道です。このへんもきれいになりました♪
大阪市立美術館の館長さんが、大阪ナイトカルチャーのサイトでお話しされているページを見つけました♪
美術館もかわっていくといいですね〜
こちらです。
このあと、北浜の、こちらもレトロ建築の「
五感・北浜本館」へランチに♪
中之島の「東洋陶磁美術館」に近いんです。
明日に続く・・・です。
Keitakuen Garden
大阪市立美術館大阪市立美術館(おおさかしりつびじゅつかん、Osaka Municipal Museum of Art)は、大阪市天王寺区にある美術館。住友家本邸のあった場所で、住友家から美術館の建設を目的に庭園(慶沢園)とともに敷地を寄贈され、1936年に開館。.wikilis{font-size:..
| 大阪★いらっしゃ〜い | 2005/11/06 12:22 PM |
阿倍野で少し時間があったので、天王寺公園を散策しました。 以前ここを通ったときは
| さんたのブログ | 2008/10/09 6:53 AM |
素敵なお庭なんですねぇ。
日本庭園はこちらの大学の授業でちょっとやったのですが、それ以来興味があるものの、なかなか本物を見に行けないので、楽しませていただきました!(^^
それから、水辺も好きなんです。庭に池があると迷わず近寄ってしまいます・・・(^^;