こいちゃの日記

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2009.03.13 Friday

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生誕120年富本憲吉展@奈良県立美術館

2006.03.11 Saturday 23:59
奈良県立美術館で開催されていた館蔵品展「生誕120年 富本憲吉展−色絵・金銀彩の世界−」(3月5日まで)に会期終了ぎりぎりに行ってきました。

奈良県安堵村出身の富本憲吉(1886〜1963)の生誕120年を記念して、館蔵品及び寄託品の中から、120点を選んだ館蔵品展です。
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ボランティアガイドさんによると、今回のものと、京都国立近代美術館で8月1日(火)〜9月10日(日)まで開催される「生誕120年富本憲吉展」とは別もの。奈良県美所蔵の初期の作品は幾つか貸し出す予定だそうですが。憲吉は最後京都に住んでいたので、あちらのほうが所蔵作品が多いのだそうです。じゃあ京都にも行かなくちゃ・・・(嬉しいよーな悲しいよーな)

さて、今回の館蔵品展ですが、ちょうど運良くボランティアガイドさんが他の来館者の方々についてまわられるのに遭遇し、説明を色々うかがうことができて、とても楽しい鑑賞になりました。
憲吉やその作品にまつわる色々なエピソードを熱心に語ってくださいましたが、途中足と腰がひーひー言って、時々雲隠れしてソファで休憩してましたが・・・ごめんなさい、ガイドさん。

そのなかでも印象に残ったのは、戦後の話でしょうか。
憲吉の絵が何点が展示されていたのですが、当時、名の売れた陶芸家の絵というのはけっこう売れて、憲吉も生活のためにてっとりばやくできる絵を売らざるを得なかったのだそうです。秋に行った安堵村の富本憲吉記念館(エントリはこちらです)に、敗戦についてのやるせない憲吉の心情を吐露した言葉が架かっていましたが、あれの裏には、そういうつらさもあったのだなあ・・・としみじみしました。

展示作品は、子供の頃の絵から京都時代の金銀彩の作品、陶板、彼の創り出した模様について説明した軸、とvarietyに富んでいてとても楽しいものでした。
「模様から模様をつくらず」と、古典のどんないい模様でも模倣したりせず、少し改変することでよくなったとしても、それは創作ではないと使おうとせず、ひたすら写生し、独自の模様を創り出そうとした憲吉。長い戦いのなか、苦しい思いをつづった彼の言葉もあり、感動しました。上の初期の写実的な羊歯から、↑の洗練された羊歯模様になるまでの流れも見ることができました。

憲吉は、何度も何度も故郷安堵村を描いているのですが、これはわたしも大好きな作品たち。安堵村に行った時の風景を思い浮かべて、憲吉の故郷を懐かしく思う気持ちを少しでも共有できたような気がし、ちょっと嬉しかったです♪ でも、久しぶりに戻ったらこの柳の木はなくなっていた、というようなことが生前にもうあったのですね。だとしたら、今はさぞかし変わっているんだろうなあ・・・でも一度あの村をゆっくり歩いてみたい。

憲吉は、終戦後一度安堵村に戻ってくるのですが、荒れ放題の家や窯を再建するのをあきらめ、弟子たちのすすめに従って京都に住んだのだとか。
そこには、今いい記念館が建っているのに・・・・その時にそれだけのことができていれば、出身の奈良にたくさん作品が残ったのでは・・・・と、ちと思いマシタ。

憲吉と親交の深かったバーナード・リーチの展覧会が篠山でありますね
行きたいけど、ちょっと遠いな〜・・
 開館記念特別展II バーナード・リーチ展 2006/3/18-2006/5/28
 会場:兵庫陶芸美術館 (兵庫県篠山市)

一部屋常設展示にあてられており、由良哲次博士コレクションから何点か展示されており、よいものに出会えました。北斎の浮絵東部歌舞伎大芝居之図、歌麿の三枚組、富士鷹茄子図、田能村竹田の春蘭青石、柴田是真の老松、蕭白の酒呑仙人(モコモコの上着はウールにみえる・・・酒壷の線もゆらゆらりん♪)、鈴木松年の虎。

このあと、千壽庵吉宗本店にいって、わらび餅を買いたかったのですが、ぐずぐずしていると鉄斎展をゆっくりみれないので、あわてて学園前にむかいました!

奈良県立美術館の次回の特別展は、
スコットランド国立美術館展(フランス印象派と19世紀スコットランド絵画)
3月18日(土) 〜5月 7日(日)
です。また印象派だわん。

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2009.03.13 Friday 23:59
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富本憲吉も生誕120年だったのだ

 ついこのあいだまで、「生誕120年 藤田嗣治展」が開催されていた京都国立近代美術館で、こんどは「生誕120年 富本憲吉展」が開かれている。昨日、オープニングレセプションがあったので、行ってきた。藤田と富本は東京美術学校(現芸大)でも同期で、マンドリ
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