こいちゃの日記

こいちゃの徒然日記へようこそいらっしゃいました。
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2009.03.13 Friday

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富本憲吉記念館@奈良

2005.11.21 Monday 19:25
松伯美術館を出てまず法隆寺に行ったのですが、法隆寺さんではわたしの趣味に走った
写真を撮りまくってしまって(^^;)収拾がつかないので、先に富本憲吉記念館をアップします。こちらはメモリが残り少なくて写真が少ししかなかったので・・・

近代工芸の第一人者といわれ、色絵磁器で人間国宝に認定された陶芸家、富本憲吉
(1886−1963)の記念館は、彼の故郷、奈良県生駒郡安堵町東安堵にあります(法
隆寺からの行き方は最後に)。わたしが着いたのはもう夕暮れも間近という頃でした。


記念館の入り口です。憲吉の生家を再生し、昭和49年に竣工開館したそうです。
とても静かな集落のなかにありました。憲吉の生家はこの場所に数百年続く旧家
だったそうです。


門をはいっていくと・・・・



 
風流な「受付」の案内板がでてます。


ちがう角度から・・・・・。
記念館の方に聞くと、この井戸は、憲吉の生家にあった時のままだそうです。
向こうの緋毛氈のみえる入り口が本館受付です。


この本館は、大和民家様式を取り入れて新築したものだそうです。
ここでは、富本憲吉の最後の教え子(つまり京都市立美大時代の)のひとり、
富士原恒宣さんの展示会が行われていました。さっき井戸の上に置いてあった白磁も
富士原さんの作品でした。

受付に行くと、まず土間をつっきって蔵へ行くように案内されます。その蔵は憲吉の
時代からあったもので、初期、大和時代の作品を展示しています。とても素朴な感じの
飾らない作品です。なにげなく描いたような鳥やこの故郷の風景がとても好き。

ロンドンに自費留学中バーナード・リーチと出会って、帰国後、京焼の尾形乾山に
リーチを紹介し、通訳として関わるうちに陶芸の魅力を知って陶芸をはじめ、
この安堵に窯を作ったのだそうですね。 

展示はこんな感じ・・・・

次に、もう一度井戸のほうに出て、奥に建っている、もう少し広い、二つ目の蔵に
行きます。これは大阪市内から大正3年地区の土蔵を展示館として移築したのだそうです。

そこでは、1Fが、東京時代(九谷を訪れ、独自の色絵磁器を製作しはじめた時代でも
あり、このへんのも好きなんですよね〜)、2Fに京都時代の作品が展示されています。
年齢を加えるほどに華やかさを増していくのが不思議ですね。

京都時代の金銀彩を使った彼の作品は、色絵磁器にプラチナを混ぜた金と銀を同時に
焼き付けたもので、彼が創案したものです。そうすることによって浮き上がりがちな金銀
が他の色彩と調和して・・王者のような風格を与え、日本の焼きものには例のない
豊麗な美しさにあふれさせる
・・・・これ、青い部分はパンフレットの文言をそのままお借りしました♪

陶磁器のほかにも、憲吉が描いた障子や着物が展示され、極めて多才なひとだった
のだろうと思います。焼きものも白磁、染付け、色絵と様式もさまざま。陶芸をは
じめたのも独学だったそうですし、貪欲に様々な技法を身につけていったのでしょうね。
そのほかにも心情を吐露した憲吉の言葉が架けられています。

そのなかで、ちょっとおかしかったのは、白磁の大壷!非常に光沢のある、なんと言えば
いいのか、ぬめりのある光沢で、柔らかな曲線が美しく、すっごくいいなあ、と思って
みていたのですが、後ろに箱書きが読めるように展示してあり、それを読むと、
拙作中最大の作品であるが、残念なことにハゲがある、というのです!
どこにハゲ?とぐるりんとみまわしていたら、横の奥、隠れそうなところに小さな薄い桃色
のかわいらしいハゲらしきもの?がありました。これ、きっといい出来で悔しかったん
だろうなあ・・・わざわざ箱書きして残したんだなあ・・・ 
・・と憲吉の悔しさやお人柄を想像しつつも、なんか可愛らしくて微笑んでしまいます(^^)
でもこれ、このハゲがあるのもいいのにな〜・・・・

最後に案内してくれたのが離れです。
 
これは生家の建物で、憲吉愛用の離れということです。
バーナード・リーチと一緒に写った写真が飾られていました。

こちらの記念館も、季節の花々が飾られて、庭や土蔵までの通路にも富士原さんの
白磁の作品がセンスよく草木とともに展示され、とても魅力的でした。ここでは白磁の
白さがとても際立って美しく見えますし、それがアクセントになって更にこの記念館の
建物やお庭を引き立てているようです。

憲吉の生家の建物で残っているのは、ひとつの土蔵と小さな離れと門だけ、ということに
なるのですが・・・・(^^)庭の草木も置かれた石像もなかないい感じで温かみがあります。

憲吉の作品には、生まれ故郷の風景から着想を得たモチーフが数多く登場するので、
ゆっくり近くを散歩し、空気を味わいかったのですが・・・本数の少ないバスの
時間が来たので受付の方にお礼を言って帰りました。

近くには重要文化財、中氏邸(できるだけ事前連絡してくださいとのことです)もありますので、
次回来るときは、様子も大体わかったし、時間をゆっくり取ってまわろうと思います♪
参考サイト:関西本線おすすめコース☆ウォーキング「法隆寺」

憲吉記念館のほうはホームページがみつからなかったのですが、JR西日本のサイトが
よく説明していると思います。こちら
もうひとつは、じゃらんnetのガイドページ

法隆寺南大門からバスでJR法隆寺駅へ5分ぐらい(徒歩20分)、法隆寺駅(バス停の前に
コンビニあった〜;;)で奈良交通の子会社エヌシーバスの「かしの木台方面行き」
(奈良交通のサイトに時刻表あり、本数少ないです)に乗り換えて7分、「東安堵」で降ります。
バスを降りてから反対車線のほうをみると、法隆寺駅行きのバス停と、その左側に集落の中に
はいっていく道が見えます。その道を道なりに進んでいき、つきあたりを左に折れ、郵便局の
前を右に折れるとすぐです。徒歩3分ですが、バス停の近くには案内板がないので注意要です。
お店もみあたらないので、わたしは郵便局の配達員さんをやっとつかまえ、聞きました。やれやれ〜
車で行かれる方は歴史民族資料館の駐車場が使えるようです。
美術館とカフェ@奈良 | comments(2) | trackbacks(0)

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2009.03.13 Friday 19:25
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コメント

いつものことながら、
こんなに詳しくいっぱいレポートしてくださって、
ありがとうございます!
富本憲吉は、こんな奈良の里のお屋敷で育ったんですね〜♪
記念館を撮ったどの写真も素晴らし〜!
(法隆寺の趣味に走った写真というのも、ぜひ拝見したいです〜)
この記念館の雰囲気が、富本憲吉の作品につながっているんでしょうね。
私の好きな、陶箱の作品もあるかな〜?
ぜひ、行ってみたいです♪
| AZUKI | 2005/11/22 1:35 AM |
☆AZUKIさん
ありがとうございます!
縮小ソフトでこんなにも違うのかってカンドー!^○^
容量が少ないjugemなので縮小後のバイトがめっちゃ少なくなったのもうれしい!(法隆寺さんは期待しないでくださ〜い;^^A)
是非是非いってください!今も雰囲気のあるつくりですが(おくどさんでお湯わかしてはりましたよ^^)、昔は立派な母屋があったんではないでしょうか・・・・わたしはあまりゆっくりできなかったのですが、記念館のかたも色々お話ししてくれそうですよ♪
| こいちゃ | 2005/11/22 7:43 PM |

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