映画「山中常盤」と「死者の書」を見に、十三の第七芸術劇場まで行ってきました。
死者の書は9月8日まで上映なのですが、山中常盤は一週間限定上映で、明日9月1日までなので、知らなかった方もあるかと、急いでお知らせかたがたアップ(遅すぎるかな・・・)
おもしろかった〜
「山中常盤」は、ご存知、岩佐又兵衛の強烈な絵巻。MOA美術館所蔵の12巻。平泉にいる牛若丸にあいたさに旅にでた常盤御前は、山中の宿で6人の盗賊に残忍な殺されようをし、牛若丸が一人剣をふるって復讐を果たす、という物語。
その絵巻を撮ったものなので、当然絵巻がアップでみれる。細かいとこまで・・・これだけでも堪能なのだけど。関西に住む身にはおなじみ、鞍馬山、清水寺、岩清水八幡宮、石山寺、醒ヶ井の宿などなどの絵巻の場面と実写とを交え(常盤の旅路なのだ)、また、岩佐又兵衛の肖像や、15代仁左衛門のお嬢さん片岡京子さん演じる又兵衛の母の映像、又兵衛の生涯の紹介なども織り交ぜつつ進む。またこの演出がよく効いていると思う。この母の復讐譚には、荒木村重の遺児であり、母や一族郎党を信長に惨殺され隠れ育った又兵衛の思いも込められてるのだと。そうすると、にっこり笑って切りまくる牛若は不気味だけど、又兵衛は絵巻で敵をとったのだとすると、あの笑みは、又兵衛の心の奥底なのかな〜
うー、強烈エンターテイメントだったので、もっとこまごま書きたいが〜
とりあえず三味線。
岩佐又兵衛の時代には、小浄瑠璃であったのが、詞書は残るものの曲は絶えてしまったのだという。それを、文楽の鶴沢清治氏が作曲し演奏しているそう。語りもいいけど、全編を通じて流れるこのスピード感のある華やかな三味線がまたええです。
明日までで、それも13:25からの1回上映なのだけど、いけるひとは行ってください(としか言えない・・・汗;)。阪急十三駅西口から徒歩3分の
第七芸術劇場です。
死者の書の前売りをゲットしてから行って、それをみせると、山中常盤は当日券のみなのですが、¥1500が¥1200円になりますよん。
「死者の書」は、これまた、むにゃむにゃと書きたくなるのですが・・・・
これは8日まで(7日休映)ですので、また時間がありますよね。
HDDのぶっ壊れたPCのことで梅田まで出ることになり、思いがけず時間ができたので十三までダッシュ!とりあえず、明日までの「山中常盤」だけみて帰ろうと思ってたのですが、結局「死者の書」もみてしまった・・。
そのあと、阪神へ展覧会場を走りに行き、またパソコンやさんへ戻り、疲れた・・・
もう元気ないので、ここまで〜 死者の書については、
公式サイトを見てくださいませ。
今回は、画像もナシなのですが、画像や続きは、また元気があるときにアップしようと思います。
自由工房さんの山中常盤のページ
こちらにも
紹介ページが 監督や辻惟雄さんのメッセージが。
こちらも監督さんのインタビュー
長時間すわってると腰にきそうで心配でしたが、ひざ掛けお借りしたり、ストレッチしたり、バッグを背中においたりして、座り方を工夫して乗り切って、ちょっと自信になりました。うれぴい。映画みたのはなんと殆ど2年ぶりでごじゃる。